主要装備 2013 9 23

書名 陸・海・空「自衛隊」主要装備集成
出版社 メディアックス

「C-1の悲劇と喜劇」
 C-1とは、航空自衛隊の主力輸送機ですが、
この輸送機は、国産の輸送機として開発されました。
 そのC-1の開発について、興味深い話が出ています。
「その当時、日本が航続距離の長い輸送機を保有することに
反対する意見が国内に多かった。
 社会党や一部革新勢力などは、
『他国への侵略の足がかりとなる』と批判の目を向けていた。
 そこで、C-1輸送機は、
わざわざ航続距離を短くする案が採用された。
 だが、その結果、沖縄にさえ飛んでいけないという事態となった。
結局、日本国内ですら満足に輸送任務が行えないのは問題だとして、
航続距離の長いアメリカ製のC-130を輸入することになった。
 もともと、次期主力輸送機として、
国産新型機とC-130のどちらを採用するか選定を行い、
国産を選んでいたのに、
落選したC-130を採用するという本末転倒な事態となってしまった」
(以上、引用)
 日本の社会党(当時)でも、
アメリカの軍事産業に貢献することがある「日本の七不思議」でした。
 アメリカ製のC-130は、一度、落選していたのに、
社会党の「政治力」によって、復活当選するという「政治劇」でした。
 さて、今や、国防政策に、このような悲劇、いや喜劇を演じている時代ではありません。
昔と違って、アメリカに大きな変化が出ているからです。

2013年9月11日の毎日新聞(毎日jp)には、このようなニュースがありました。

アメリカ大統領 「世界の警察官」否定

 オバマ大統領はシリア問題に関する10日のテレビ演説で、
「米国は世界の警察官ではないとの考えに同意する」と述べ、
米国の歴代政権が担ってきた世界の安全保障に責任を負う役割は担わない考えを明確にした。
(引用、以上)


























































































スマートフォンのトップページへ